「花の命は短くて苦しき事のみ多かりき」
そうとばかりだとは思わないけれど 夏に咲く花は一日花が多いような気がする。
我が家でも ムクゲ、ノウゼンカズラ、ヘメロカリスも一日花のように思う。
毎日花が落ちている。
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午前5時ごろには まだ開かぬ花が まるで今日も綺麗に咲くから待っていてね、とばかりにスタンバイしているようである。
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午前7時 そろそろ早い花は開花し始めた。
午前9時には 今日も一日頑張るぞ!太陽を受けて元気に咲き誇っている。
綺麗なものは短命なのだろうか?
短命だから 綺麗に感じるのだろうか?
「短命」
「短」は古い文字はなく篆文であるが豆(とう)が音の形声文字である。
豆は脚が長く頸の部分が短い器の形である。
矢によって長さをはかる意味があり、短は短い矢をいい「みじかい、ひくい」意味になる。
「命」は以前 掲載したが令と口を組み合わせた形で神のお告げを受ける人が跪いた形で神のお告げとして与えられるものを命というようである。
一夜限りの花もある。
ご近所のお宅で咲いた 月下美人である。(写真を送って下さった)
夜7時30分頃から咲き始め 10時30分満開、後ろの萼か花びらが広がって20センチほどになり、かなり強い香りを放つ。
横から見た茎が長く伸び形がすごい。
夜中の3時~4時頃には窄んだようである。
翌日朝6時には このような状態である。
「このすぼんだのをお浸しにして食べる人があると聞きました」と この花の持ち主は説明してくれた。
一夜限りだから 一段と美しい花を付ける。
「美」は羊の後ろ足まで加えた上から見た形である。成熟した羊の美しさを「美」といい「うつくしい」の意味に用いる。
犠牲(いけにえ)として供える羊に欠陥がなく完全で正しいものであることを示すことをいう。
羊が子を生むときのさまを「羍(たつ)」といい「達」の最初の字であり、羊と誩(きょう・ケイ)で「善」 羊と我で「義」となる。
*追記
コメントを入れていただいてから やっと調べたのですが・・・(はじめに調べるべきでした)
以下のようでした。
「ヘメロカリスは 学名:Hemerocallis(ユリ科ワスレグサ属の総称)
ニッコウキスゲ(日光黄萓),ユウスゲ(夕萓),ヤブカンゾウ(薮萓草),ノカンゾウ(野萓草)などの仲間です。
植物学的にはキスゲ属に位 置し、学名をヘメロカリス・ミッデンドルフィと呼びます。キスゲの仲間は華麗ですが1日しか咲かない花であり、英名では『1日ゆり(day lily)』と呼ばれています。属名のヘメロカリスもギリシャ語の1日(hemera)と美しい(Kallos)を合成したものです。花は昼咲き、夜咲き、昼夜咲きのタイプが区別 されており、多くの園芸品種がヨーロッパ、米国を中心に改良されています。いずれも、日本から外国に渡り、美しく改良されて里帰りした植物です。」=ネットから=