台風の通過が心配されたが 近畿地方を通過する前には熱帯性低気圧となり 秋晴れの空が見られた10月1日 昔勤めていたOB会の催しに参加した。
朝から 我が愛犬、いや大事な家族であるリクの調子が悪くなり午後の催しとはいえ参加は無理かと思われたが・・ 入院したリクのことが気になりながらの参加となった。
「落語家と行く・なにわ探検クルーズ」
キングリバー号で 大阪の川をグルッと回るものであるが 大阪は水の都といわれ八百八橋と言われているが 実際には881の橋があるそうだ。しかし、この数は東京23区の3800、京都1300、神戸2000に比べ少ないのだそうだ。が、面積に対しての橋の広さは大きく占めているとか。
この日の案内は 笑福亭呂竹さん。噺家になって7年目の若手である。
JR難波駅の前に見える六角形の建物・湊町リバープレイスから乗船、道頓堀水門で信号待ちすること数分。
川の中の信号は 中々青にならない。
海に近い大阪は 嘗て水害もあり、私の覚えているだけでも 台風で大正区など水に浸かったことや 中之島公園が水浸しになっていた記憶がある。
この対策で出来た水門のようだ。
ここを越え木津川に入ると大阪ドーム、現在の京セラドーム大阪が見えてくる。
川口居留地跡や このずっと先には見えないけれどユニバーサルスタジオがある。
中之島の西の端 昭和橋、端建蔵橋(はたてくらばし)、船橋のある所。
堂島川と土佐堀川が安治川と名前が変わる辺りで、昨年の
5月に掲載した「泥の河」の舞台である。
ここからは懐かしの職場に近い場所。
水辺の空間を活かし川と空に向かってひらかれた場所をと作られた「水都・OSAKAプロジェクト」には新しくなった朝日放送、ABCホールが見える。
この辺りは今年の5月2日オープンになったばかりで 蕪村の「淀船の棹の雫もほたるかな」の句から名付けられたという「ほたるまち」である。
大阪駅近くの丸ビルも見え隠れ!
天神橋、天満橋を経て 大阪城を見る。この前を通る京阪電車は今月19日には中之島線がオープン。京都から大阪国際会議場まで直通になる。水都・大阪と京ののれんをイメージした新型車両の試運転には出会わなかったが・・・
これより 東横堀川、道頓堀川と回るコースもあるが先月から工事に入った道頓堀川が通れず 土佐堀川から元の難波へと進んだ。
今日の漢字は水都OSAKAに因んで
「水」
説明するまでもなく象形文字であるから判りやすい。
流れている水の形である。点々は水飛沫で ここに2つの点(氷の塊)を加え「氷」の字になることは既に記した。
「都」
こちらは形声文字で 者は曰(えつ・サイの中に祝詞を入れた形)の上に木の枝を重ね その上に土をかけて作った土の垣(お土居)で 外部からの侵入者に備えられた
阝(おおざと)は邑で城中に人がいる形、周囲をお土居で守られた大きな集落のことを都という。